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宿題の分量

進学塾QooGW

明日から当教室はGW休み。

そこで宿題を出すのですが、宿題はどれぐらいの量を出せば良いのかの巻。

 

[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]まいどー!じゅくちょー吉井です。[/word_balloon]

 

長い休暇。時間もたっぷりある。

だから、宿題をたっぷりだすぞ、とは僕はあまりならないかな。

 

実際、宿題を多く出してくれという要望はまあまあある。

「うちの子、家で勉強しないんです。だから、宿題で・・・」

とよく言われる。

 

ただ僕は教えた量に対する適度な分量の宿題が一番だと思う。

 

宿題をたっぷり出して、意味があるのは目的意識があって、基礎学力のある子だけかな。

目的意識と基礎学力のどちらが欠けても、大量課題は効果をなさないだろう。

 

というのも、これらの欠けた子は、勉強を作業にしてしまう。

 

例えば、小数のわり算。

16.5÷2.7

「割る数と割られる数の小数点を同じだけずらして、商は新しい小数点の位置で、あまりはもとの小数点の位置。」

意味を考えず、解き方を作業化して覚えている子の頭の中はこんな感じ。

そのうち、

「あれ、小数点はどれだけずらすんやったっけ?」

「商とあまりのどっちがどうだったっけ?」

となるのが、オチ。

 

「0.1が165個の中に、0.1が27個あるグループが何個あるかを求めるのは、165個の中に27個のグループが何個あるのかを求めるのと同じだから、小数÷小数を小数÷整数に変えるために、割る数と割られる数を10倍して・・・」

「あまりの小数点の位置はもともと0.1が165個を分けただけなので、もとの位置」

とか考えながら、問題を解いてくれるなら嬉しいのだけど。まあほぼいない。笑

 

こんな状態なので、例えば、小数のわり算を多量に宿題として出したら、ほとんどの子の勉強を作業化させてしまう。

それは、考える力を養いたいうちの塾の指導方針とは異なるので、やらない。

 

ただこういう作業的な勉強はそれなりの市民権を得ていて、人気があったりするのが困ったところ。

 

 

ということで、GWの宿題が終わったら、

自分の好きなことをやってくださいね。

遊びの中から、自分の将来の夢ができるかもしれないから。

 

[word_balloon id=”unset” src=”https://qoojuku.com/wp-content/uploads/2020/07/372285.png” size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” name=”じゅくちょー” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]今回はこのへんで、失礼しま〜す![/word_balloon]

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この記事を書いた人

東大・同大学院卒 農学修士。脳・身体・生物の進化とか生物系のこともろもろに興味あり。「考えるってこういうことか」と気づき、シンプルな思考を目指しています。

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