保護者の方から「うちの子は勉強に前向きでない」「勉強の必要性を感じていない」というご相談をいただくことがあります。結論から言えば、それは子どもの資質ではなく、これまでの育て方の影響が大きいと考えています。
本来、人が生きていく・サバイバルしていくためには学びは不可欠です。生き抜こうという意志があれば、自然と「知ろう」「身につけよう」という姿勢が芽生えるものです。ところが、何も考えなくても与えられる環境で育つと、子どもは「努力するより親に甘えるほうが楽」と感じてしまいます。その結果、反抗や嘘といった形で親をコントロールしようとすることも出てきます。
子どもに何でも与えることは一見優しさに見えますが、実は「自分で生き抜く力」ひいては「学ぼうとする意欲」を奪うことにもつながります。結局、子どもの今の姿は、これまでの親の関わり方の積み重ねの結果なのです。
だからこそ、子どもの勉強への意欲を高めるには、まず保護者が「これからどう関わるか」を考えることが大切です。Qooでも、テストや小さな成功体験を積み重ねさせながら、ご家庭と歩調を合わせて一人ひとりを支えています。お子さんが“自分の力で学んでいける”よう、これからも丁寧にサポートしていきたいと思います。
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