Qoo教育理論
~教わる勉強から、自ら学ぶ勉強へ~
第1章 人はどのように学ぶのか
― Qooの教育哲学 ―
Qooでは
学習とは
人間の認知の仕組みに
従って行われる営みである
と考えています。
人は、一度聞いただけでは
理解できません。
一度理解したことも忘れます。
そして、
忘れたことを思い出し、
もう一度使い、
修正することで、
少しずつ知識や技能を
自分のものにしていきます。
つまり、
学習には
人間にとって
自然な順序があります。
その順序に従うほど、
学習は効率的になり、
理解は深まり、
知識は
自在に使えるようになります。
反対に、
その順序を無視して
知識だけを詰め込んでも、
本当の学力にはつながりません。
Qooでは、
この自然な学習の流れを
次の四段階で捉えています。
Qooの基本学習モデル
① 理解
学習は理解から始まります。
理解とは、知識を覚えることではありません。
その意味や構造を把握し、自分の言葉で説明できるようにするこ
言い換えれば、
理解とは、頭の中に「設計図」を描き、教えられることです。
設計図が曖昧なままでは、
それについて説明できないなら、
使うことはできません。
② 運用
理解した知識は、
実際に使うことで初めて自分のものになります。
数学では問題を解き、
社会では因果関係を説明し、
英語では文章を読み、書き、音読します。
知識を運用することで、
「理解したつもり」
だった部分が明らかになります。
だから演習とは、
練習するためではなく、
理解を深めるための時間です。
理解とは、
一瞬で完成するものではありません。
それは彫刻家が
石を削りながら
作品を完成させる過程に
よく似ています。
教科書や授業で全体像をつかみ、
演習を重ねる中で
細部が少しずつ明確になっていきます。
③ 修正
運用の中で生まれた間違いは、
失敗ではありません。
理解や思考の弱点を教えてくれる重要な情報です。
原因を分析し、
理解へ戻り、
もう一度運用する。
この繰り返しによって
理解はより精密になります。
Qooでは、
「なぜ間違えたのか」を分析することを
何より重視します。
④ 自動化
最後に目指すのは、
理解したことを自然に使える状態です。
数学なら、
基礎事項を迷わず活用できること。
社会なら、
必要な知識を自然に思い出せること。
英語なら、
英文を訳そうと意識しなくても内容が入ってくること。
この状態を
Qooでは
「定着」あるいは「身体化」ともと呼びます。
ここまで到達して初めて、
その知識は本当に身についたと言えます。
教科による違い
すべての教科は、この
理解 → 運用 → 修正 → 自動化
という流れで学びます。
違うのは、「運用」の方法だけです。
思考系教科では、
考えることで理解を深めます。
暗記系教科では、
整理し、思い出すことで理解を深めます。
言語系教科では、
繰り返し運用し、身体化することで理解を深めます。
方法は違っても、本質は同じです。
学習とは、
理解し、
運用し、
修正し、
やがて自然に使えるようになる営みです。
これが
Qooの教育理論の土台となる学習モデルです。
