小学校の算数の最難の分野にして、
中学・高校でもその理解が他との差をつける分野。
それが割合。
割合は算数・数学のみならず
理科・社会の一部でも使うからとても大事。
苦手な子が多い。
どうしてこれが苦手なのか。
その理由の一つに
ある種独特の日本語の使い方と、
いきなり出て来る様々な日本語表現
があるんだろうなと思う。
例えば、
「◯をもとにした時の□の割合は?」
という問題があったら、
子供達の頭の中では
「もとにする」
「□の割合」
どういうこと?
みたいな感じだろうね。
これまでであったことないだろう
独特な日本語に出会うために、
パニックを起こすんだよね。
僕が解説するときはこんな感じ。
「もと」というのを漢字にすると、
基準の基で、
「◯をもとにする」というのは、
「◯を一個分としましょう」と言っているわけ。
そして、
「割合」というのは簡単にいうと、
「〜倍」ってことで、
「〜倍」というのは、「〜個分」ってこと。
つまり、「□の割合」というのは、
「□は何個分」ってことよ。
だから、まとめると、
「◯をもとにした時の□の割合」というのは
「◯を1個分とした時、□が何個分になるか」ということよ。
こういうのを絵を描きかながら説明する。
説明をするときは、基本的に、
言葉の意味を説明し、
それを図で表すことから始める。
これが思考のスタートだからね。
とここまででも大変なんだけど、
割合を教えるときは、
書いた図をもとにして解いて行く方法とか、
「売上」「利益」「濃度」などの言葉も
一つ一つ教えていかないといけないから、
大変なんだよね。
まあでもこんな感じで説明されたら
わかるでしょ?