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[中高一貫] 物量作戦の弊害①

中高一貫校の特徴として、カリキュラムの進度が速いという点があります。
そのスピードについて来させるために、多量の宿題が課されることも珍しくありません。
もちろん、それをきちんとこなせる子であれば成績は上がっていくでしょう。

ただ、ここにひとつ大きな落とし穴があります。

それは、これらの宿題は「授業が完全に理解できている」ことを前提に課されているということです。

でも相手は中学生。
授業を聞いていない日もあれば、眠くて頭に入っていない日もある。
そもそも内容が難しくて理解が追いついていない子だってたくさんいる。

そんな状態の子が、中身の理解もないまま多量の問題演習に取り組んだらどうなるでしょう?

演習というのは、本来 「理解したことを使う」ための行為です。
理解がないまま演習だけ積ませると、子どもはどう学ぶかというと──

“わからないけど作業として終わらせる” という学び方を身につけてしまうんです。

・答えを写す
・とりあえず提出する
・埋めることが目的になる
・「わかったつもり」のまま進む

こうして、
量はこなせるけど、何も身についていない子
が出来上がる。

そしてこの問題が、中2〜中3で一気に表面化するんです。
「今まで何をやってきたの…?」という状態になる子、本当に多い。

本来必要なのは“量をこなす力”ではなく、
量を質に変える学び方なんです。

物量作戦は、理解がついている子には武器になる。
でも理解が追いついていない子には、ただの毒になる。

じゃあどうすればいいかってことなんです。

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この記事を書いた人

東大・同大学院卒 農学修士。脳・身体・生物の進化とか生物系のこともろもろに興味あり。「考えるってこういうことか」と気づき、シンプルな思考を目指しています。

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